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Dies irae Also sprach Zarathustra -die Wiederkunft-

2009年07月27日 00:32



望んでいたものが望み通りの結果を出すことはなかなかに難しい。





むしろ、その望みに届かない場合の方が多いのかもしれない。




だからこそ、それを成し遂げるということは素晴らしく、称賛に値するのだ。



そんなわけでクンフトをクリア。早速感想ですが、以前、無印版を70点と評したことを考えれば
この作品には200点くらいはつけなければならない。それほどクオリティの違いがある。
しかし、さすがにそれはまともな評価ではないので、これはあくまで “Dies irae” という作品の中の
“die Wiederkunft” なのだと冷静に判断すれば90点といったところ。
まぁ、クンフトという単体で見れば95点、さらには俺のように怒りの日を体験しつつも
諦めきれずにひたすらこの日を待ち続けた信者なら点数以上の満足感を感じて歓喜していることでしょう。
なので、評価という点ではクンフトから入った人より、無印版をプレイしている人の方がこの作品に関しては
高いと思う。 さらに、プレイ前にドラマCD “Die Morgendammerung” を聴いているか否かでは
終盤の見せ場でのテンションが全く違ってくるはず。聴いていればさらに盛り上がれるだろうし、
知らなければ逆に展開が分からず盛り下がってしまう可能性も否定できない。
そういったことも含めて、本作は、新装版という名の限りなくFDに近い作品であるといえる。
なので、無印版をプレイしていない人が “Dies irae” という作品を心底楽しみたいのなら、
完全版の発売まで待つか、少なくともドラマCDは先に聴いておきたいところ。
まぁ、テンションが高ければ、多少分からない設定などがあっても問題なく楽しめると思いますが。

・・・と、話がだいぶ逸れてきたので内容の感想に戻りますが、本作のクオリティは本当に素晴らしいの一言。
まさにこれが俺達が求めてやまなかった正田崇によるDies iraeなのだと。
無印版の感想で、Dies irae の問題はシナリオのみだと書きましたが、そのシナリオの面白さが
今作では突出し過ぎ。 正直、いくら正田が全て書いているとはいえ、結末が同じではそれほど劇的には
面白くならないのではないかという不安も大き過ぎる期待の半面感じていたのですが、
それが全くの杞憂どころかさらなる未知を提供してくれるのだから恐れ入る。
特に、最大の見せ場である戦闘シーンは、蛹が羽化したかの如く、革命的な面白さに。
四つ巴戦、 神父VS黒騎士、 螢VS赤騎士、司狼VS白騎士、 蓮VS獣殿 など、
どのバトルも無印版でもっとも熱く感じたベイVS司狼が前座にすらならないほど霞んでしまったので。
そしてそのバトルをさらに盛り上げる要因となったのが各キャラの魅力アップと演出の向上。

前者についてはクンフトではほぼ全てのキャラに言えることなのですが、
その中でも螢、トリファ、ザミエルが抜きんでて輝いている。
まぁ、トリファとザミエルはもともと特別な存在だし、プレムービーなどでもかなり目立っていたので
活躍の場は増えるだろうと当然予想はしていましたが、まさかアペンドでルートを残している螢が
あそこまで頑張ってくれるとは正直思いもしていなかった。
・・・というか、正田曰く、勝利フラグ3つでようやく相討ちってVS獣殿ではなくVSザミエルだったんだな。
無印版から一転、無双すぎるザミエルに心底惚れた。さすがはグラズヘイムのエインフェリア。
しかし、螢とザミエルはアペンドの蛍√こそが真に輝く場所であることは間違いない。
クンフトでこれだけ活躍したのにアペンドではさらに見せ場が増えると思うと、否応にもwktkが止まらない。
なんといっても今回は創造を温存したままだったので、アペンドでは存分に渇望を見せてほしいところ。

そしてもう一人、評価が一転したのが神父ことトリファ。

もうこのシーンが好き過ぎて堪らない。
かすみ√のラスボスなので、そちらで活躍するのは当然として、マリィ√での行動に驚いた。
いろいろと策を弄して立ち回るという初期のイメージに近い人物像だったし、
黒騎士とのバトルまであり見せ場も十分。こちらのほうがより神父の渇望をみられたので実に満足。

そして後者についてもっとも大きいのが魅力的なBGMの使い分け。
無印版ではあれだけ魅力的だった Holocaust がシュピーネ戦までしか使われず、非常に不満を
感じていましたが、今回は場面場面でしっかりと使われており、バトルでの高揚感が凄いことに。
無印版では場面にそぐわないBGMがいくつか見受けられましたが、
ことクンフトに限れば演出に力を入れたということだけあって、サウンドに関する不満が全くない。
それどころかEinsatzやShade and Darknessが流れるシーンは鳥肌ものだった。
やはりアニメではなく読み物である以上、サウンドによる演出は相当な重度を占めるなと。
それともう一つ、各キャラの創造に名前がついたのはいかにも必殺技っぽくて最高だった。

そして今回俺がもっとも熱くなった最大瞬間風速地点は、問答無用で司狼VS白騎士
当時の渇望が形成された、まさに俺にとっての流出の展開。
この瞬間はもうアドレナリンの流出を抑えきれないほど興奮したのだわ。
確かに、無印版と比べて白騎士が一番見せ場的にも強さ的にも変化が乏しく、
多少残念な気もしましたが、でもそんなの関係ねぇ!
一発喰らったら本領発揮という描写もあったことだし、白騎士は必ずやアペンドで輝いてくれるはず!

・・・とまぁ、ダラダラと書いてしまったし、まだまだ書き足りないですが、とりあえずまとめると、
無印版で感じたシナリオ、戦闘に関する不満点は完全に解消されており、非常に満足のいく内容になっています。
まだ完全版ではないにしろ、間違いなく燃えゲとしては至高の逸品であると断言できるので、
この手のジャンルが好きな人ならプレイして見る価値は必ずやあると思う。
あと、ネタ的にゼノサーガやヴァルキリープロファイルなどが好きな人ならさらに楽しめるかと。

まぁ、なんにせよ残りの螢√、玲亜√が楽しみで仕方ない。
蓮もフルボイスになるなら問答無用で完全版にも突撃するのだわ。

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Dies irae 再臨

2009年07月19日 23:54

Game-Style、2007年度版『Dies irae』を新装版にアップデートする「追加修正パッチデータ」を配布開始!
Getchu.comでも公開されているのだわ。

~追記~

仮更新後にまともな更新をしたことがないような気がする今日この頃。
しかし、今日も仕事、昨日も仕事、明日も仕事、…というか、木曜まで仕事なのでその辺はお許しを。
まぁそんなことはさておき、ついにパッチが公開され、既に多くの人がプレイしているであろう Dies irae。
かくいう自分もプレイしようと思えば今すぐにできる。 …できるのですが、今はスーパー自粛タイム。
理由はいろいろありますが、仕事の後からではプレイできる時間がどうしても限られてしまうので、
どれだけ盛り上がっていようと中断せざるを得ないという状況に陥るため。
・・・そんな中途半端な不完全燃焼を起こすくらいなら、発売日まで大人しく待って万全な状態で
プレイした方が絶対に楽しめますからね。 …そんなわけで今はひたすら我慢の日々。

・・・しかし、待ち焦がれていたものが目の前にあるのに御預けという状態はあまりにも苦行ゆえ、
代替品として↓の品を購入。



ねんがんの タマ姉を てにいれたぞ!



や、タマ姉はホンマに性的すぎ。
あまりにも性的すぎて別の意味でモンモンとなっちまったのだわ!
そして黄色の挑発はまだー?


そしてこちらの方もまた性的過ぎてチ〇コ勃った。
・・・もう正直どこから突っ込んでいいか分からん。 だがそれがいい!



それとDies発売前の最後の燃焼材料としてスクライドを購入。
至高の燃えアニメと評判の作品なので今から見るのが楽しみなのだわ。


~拍手~

>プレムービー4のヘヴィローテーションしている人がここにもいて嬉しいです(笑。
もしかすると「Einsatz」が今までで一番格好良く聞こえてる気がしています。
あと、三騎士もさることながら、獣殿の存在感がやはり桁違いですね。
きっと屈指の名ラスボスとなってくれるのではないかと思っています。
…というか期待と妄想が止まりません、先生、助けてください(笑。 堕落人

オッスオッス。今頃堕落人さんはクンフトのプレイに真っ最中ですかね。
プレムービー4での「Einsatz」の格好良さはホント鳥肌ものでしたよ。
そして獣殿はクンフトでは屈指のラスボスになれているのか、非常に気になるところです。
まぁ正田なら必ずやいい意味で期待を裏切ってくれると信じているのだわ。

>けいおん!が終わって人生に絶望した直後、大正野球娘により人生に希望を抱く、そんな生活
そんな貴方にすばらしい絶望アニメをお勧めするのだわ。
しかし、大正野球娘はなかなか人気みたいですね。
燃えと対極にありそうなアニメだからと即切りしてしまったことを後悔しないようにせねば。

wktk限界突破

2009年07月11日 20:03

Dies irae Also sprach Zarathustra -die Wiederkunft- Flashプレムービーver.4公開!




求めていたものがある…。

そう在って欲しいと願い続けた―。

しかし、その望みはこの手から零れ落ちた。





絶望、失望、怒り、嘆き。

願いはいつしか呪いに変わり、あらゆる負の感情へと至った。

希望などない。残ったのはただ絶望だけ。

期待が裏切られた時、男は深く理解した。

ああこの世に、神などいないと。





しかし、それでも――、

百度繰り返し叶わぬのならば、千度繰り返し願えばよい。

千度繰り返し叶わぬのならば、万度繰り返し願えばよい。

未来永劫、永遠に、叶うまで願い続けることを誓えばよい。





絶望の底にありながらも男はひたすら願い続けていた。

そう、だからこそ震えが止まらない。全身が総毛立つ。





遥か昔に捨て去ったはずの願いが、まもなく成就されるのだから。

かつて求めていたものが、さらなる高みへと昇華して―。





あの日の願いも、あの時の絶望も。

今なら全て理解できる。

私はこの時だけを求めて、この無限の牢獄に耐えてきたのだ。




では、いざ参らん。 新たなる祝福の天地へ。








既にプレムービー4を30回は見ただろうか・・・。
何度見ても飽きないどころか、見れば見るほどwktkは膨れ上がるばかり。
それほど今回のプレムービーはやばすぎる。
前回一番がっかりした三騎士が滅茶苦茶強そうだし、それぞれに見せ場が存分にありそうで堪らん。
それと数百回は聴いたであろう、聴きなれた筈の「Einsatz」がこれほどまでに格好良く感じるとは…。
今までのラジオの情報を基に、いろいろと内容に関して想像はしてましたが、
もう完全にいい意味で期待を裏切られ続けている今日この頃。 ・・・これが未知か。

あまりのwktk感に我慢しきれず無印版を再プレイしてしまったしな。
その再プレイで神父の曲の素晴らしさに今頃気付いたり。獣殿の曲よりよっぽどラスボスっぽくていい感じ。
・・・しかし、このwktk感は前回の無印版でも経験していますが、
それ以前でここまで渇望するものは未だ嘗てお目にかかったことがない。
それどころかこの数年、エロゲに関しては発売日にプレイどころか購入すらしていなかったので。
そんな超待望の作品があと少しでプレイできると思うとこれからの一日が非常に長く感じられそうです。


~拍手~

>ディエスパッチが製品版よりやく一週間早くDLできることにケイは堪えられるのか?!乞うご期待!!
そしてクンフトでは無理だろうけどケイルートレアルートで見たい対戦の組み合わせなんかあります?
個人的にはシローvs聖餐杯でドラマCDでのリベンジを果たして欲しいっス

当然パッチで先にプレイしますよ! ・・・と、言いたいところなのですが、
発売日に合わせて休みを調整したため、来週の3連休は全て仕事なんですよね。
残念としか言いようがありませんが、仕事上徹夜はできないので大人しく24日まで待つとします。
ちなみに見たい対戦の組み合わせということですが、一番見たいのは連vs司狼だったり。
まぁこの組み合わせは司狼がラスボスにでもならなければ実現しそうもありませんが。
他ではベイvsシュライバーですね。これは過去に対戦がありますが、
ベイと一時的に共闘という形のシチュで一つ。奪われ続ける運命を超えるベイが是非見てみたい。

>大正野球娘が×になってる…ちょっと残念ですw
今期の新作も大体目を通しましたが、予想していたより視聴継続するものが多かったのがまず誤算。
あとは時間的な余裕のなさから、少しでも合わなかったものは即切りなのですが、
大正野球娘の場合、設定上起伏の少さそうなまったり展開っぽかったので残念ながらアウトでした。




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