2005年11月11日 23:31
仕事の依頼を受けているロイのもとに娘が見つかったという一報が入る。
すぐさま目的の場所へと向かうが、そこにいた少女は探していたリタ・レバントではなかった。
そこへ、少女が世話をしてもらっているという男が現れる。なんとそれは、ロイが依頼を
受けて追っていた人物だった。男の名はヴィンセント。話を聞くと彼とリタは実の親子だという。
しかしヴィンセントは未登録市民のため、父親だということをリタに打ち明けることができなかった。
ブラストフォールで目と足に障害を負った娘にもう一度光を与えてやろうとするヴィンセント。
――だが、リゼンブル化には莫大な資金が必要。
未登録市民のヴィンセントには、まともに働いてもとてもそんな大金は手に入れることができない。
やむを得ない事情で犯罪に手を染めたヴィンセントだが、全ては娘を思ってこそ。
その理由を聞いたソルティは、リタのためにもヴィンセントに協力しようとするが・・・
B
ヴィンセントに協力しようとしたソルティの前にロイが立ちふさがる。
「バカ野郎が!お前まで犯罪者になってどうする!」
「いいじゃないですか、見逃してあげても! ヴィンセントさんはリタさんのために…」
「罪を犯して作った金で治ったとしても、それであの子が喜ぶとでも思っているのか!」
ロイはヴィンセントと同じ境遇のためヴィンセントの気持ちはよく分かる。しかし犯罪は犯罪。
「お前がやっていることは本当に娘のためになるのか?」とヴィンセントを説得しようとする。
そのとき背後から銃声が轟き、ヴィンセントが撃たれてしまう。
撃ったのは共犯者のケリー。ケリーは最初から裏切るつもりだったのだ。
「お、俺は…。俺はリタのために……」 「分かってるさ…。だから喋るな!」
ヴィンセントはリタの目を治して欲しいと、くすねておいたピーテン水晶をロイに託す。
最期までリタを気にかけるヴィンセント。本当に娘を大切に想っているのが伝わってきます。
「バカ野郎、死ぬな! お前は生きてリタのもとに帰らなくちゃいけないんだ!」
「許しません…。ヴィンセントさんを騙して……。あなた達を絶対に許しません!」
ヴィンセントを騙し、傷つけたケリーにソルティの怒りが爆発する。
「リタさんが感謝してるって… リタさんがおじ様は大切な家族だからって…
だから! だから!!」
ソルティの悲痛な叫びが未知の力を生み、ヴィンセントは奇跡的に一命を取り留める。
事件後、ロイとソルティはヴィンセントがしばらく戻って来れないことをリタに説明しにいく。
そこでリタは、
「あの、おじ様に会えたら伝えておいてください。ありがとう、って。
あと、いつまでも帰りを待ってまって伝えてください。お父さんに…」
リタはヴィンセントのことに気付いていた。きっと何もかも…。
いや~、先週とは打って変わってシリアスな話でした。
自分が未登録市民ということで父親だと名乗り出ることのできないもどかしさ。
娘のために…。何よりも娘の幸せを願うからこそ犯罪に手を染めざるを得なかった父親の葛藤。
ヴィンセントは生粋の悪ではなく、障害を負った娘をリゼンブル化し、ただ光を取り戻してやりたい
一心だった。そんな優しすぎる父親のわが子を想うがあまりの犯行。なかなか熱いですね~。
全ては娘のために――。どんな理由であれ罪を犯すのは許されませんが、
そこまで想ってくれる親がいるのは羨ましいことかもしれませんね。
この事件が起こった背景には市民権を持つコンベンターと未登録市民のインコンベンターの
格差が原因。この問題を解決しない限り、このような事件はまた起こるかもしれませんね。
一番見直さなければならないのはヴィンセントがあのような行動を選択せざるを得ない
環境を作った政府なのかもしれません。今回の件でSoltyReiの世界観が少しだけ理解できました。
ホームに戻るとローズが。
「今日からちょっとここに住まわせてもらうから」
来週からまた慌ただしくなりそうです(笑
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